本文へスキップ
MENU
  • ホーム
  • 譲渡企業向け
  • 買い手向け
  • 企業価値診断
  • M&Aの流れ
  • 運営会社
  • お問い合わせ
町田・相模原・多摩南部の中小企業M&A相談譲渡企業様は成功報酬まで0円社名非開示・秘密保持前提03-4560-0084
HOMEトップSELL会社売却BUY買い手向けVALUE企業価値診断PROCESSM&Aの流れCOMPANY運営会社CONTACTお問い合わせ
相談前でも匿名で確認できます譲渡企業向け無料相談買い手登録
町田M&A総合センター
トップHOME会社売却SELL買い手向けBUY企業価値診断VALUEM&Aの流れPROCESS運営会社COMPANY
平日 10:00-17:0003-4560-0084無料相談
0円 譲渡企業様の着手金・中間金・月額報酬・成功報酬NDA 候補先開示は承諾範囲を確認専門家確認 法務・税務・労務論点を整理
町田M&A総合センター
  • ホーム
  • 譲渡企業向け
  • 買い手向け
  • 企業価値診断
  • M&Aの流れ
  • 運営会社
  • お問い合わせ
  1. ホーム
  2. コラム
  3. 赤字・債務超過でも会社売却はできる?町田・相模原・多摩南部の中小企業M&Aで評価されるポイントと進め方

赤字・債務超過でも会社売却はできる?町田・相模原・多摩南部の中小企業M&Aで評価されるポイントと進め方

2026 6/04
コラム
2026年6月4日
町田M&A総合センターのコラム「赤字・債務超過でも会社売却はできる?町田・相模原・多摩南部の中小企業M&Aで評価されるポイントと進め方」のアイキャッチ画像
目次

はじめに

東京都町田市、相模原市、多摩南部で会社売却や事業承継を検討している経営者の方から、よくある相談の一つが「うちは直近が赤字だが売れるのか」「債務超過だからM&Aは難しいのではないか」というものです。確かに、黒字で現預金が厚く、借入も整理されている会社に比べると、赤字企業や債務超過企業のM&Aは難易度が上がります。しかし、難しいことと不可能であることは別です。実務では、赤字や債務超過であっても会社売却が成立するケースは少なくありません。

なぜなら、買い手は「今の決算書の見た目」だけで判断しているわけではないからです。中小企業M&Aでは、過去3期の損益推移、月次の改善状況、得意先との関係、技術や人材、エリア内でのポジション、設備や許認可、オーナー依存度、引継ぎのしやすさなど、多面的に価値を見ています。赤字でも、赤字の理由が一時的で、改善の筋道が説明でき、買い手がシナジーを描きやすければ、十分に譲渡対象になり得ます。

特に町田・相模原・多摩南部には、製造業、建設・設備、物流、介護、ITサービス、整備、卸売小売、BtoBサービスなど、地域密着で事業基盤を築いている中小企業が多くあります。こうした会社は、決算の数字だけでは見えない実務資産を持っていることが珍しくありません。営業エリアの重なり、従業員の定着、取引先との継続性、現場ノウハウ、地元採用力といった要素が、買い手にとって大きな魅力になることがあります。

本記事では、赤字・債務超過企業でも会社売却が可能な理由、買い手がどこを見ているのか、価格はどのように決まりやすいのか、実際に準備すべき資料、ありがちな失敗、地域特性を踏まえた進め方まで、町田・相模原・多摩南部の中小企業オーナー向けに実務目線で解説します。会社売却、事業承継、企業価値評価、秘密保持、買い手候補探索、中小M&Aガイドラインといった論点もつなげながら整理します。

—

1. まず結論: 赤字でも債務超過でも売却は可能

赤字企業や債務超過企業のM&Aで最初に押さえるべきなのは、「売れない」と早合点しないことです。中小企業M&Aでは、次のような会社が実際に検討対象になります。

  • 直近は赤字だが、月次では回復傾向が見えている会社
  • 設備投資や人材先行採用の影響で一時的に利益が落ちている会社
  • オーナー報酬、地代家賃、保険、車両費など実態調整後は収益力が見える会社
  • 債務超過だが、顧客基盤や許認可、人材に価値がある会社
  • 単独では厳しいが、買い手の販路や管理機能と組み合わせると改善余地が大きい会社

逆に、数字が黒字でも売却が難しい会社もあります。例えば、主要顧客がほぼ一社に偏っている、利益の大半がオーナー個人の営業力に依存している、帳簿の整合性が低い、法務や労務の未整理事項が多い、といったケースです。つまり、中小企業M&Aは「赤字か黒字か」だけで決まるものではなく、「買い手が引き継いだ後に事業として回るか」「改善余地を合理的に説明できるか」が鍵になります。

—

2. なぜ赤字でも買い手が現れるのか

2-1. 買い手は将来キャッシュフローを見ている

買い手は、過去の損益計算書を確認しつつも、最終的には「取得後にどれだけキャッシュを生み出せるか」を見ています。中小企業M&Aでは、過去の数字は重要な材料ですが、それだけで結論は出ません。

例えば、町田市の設備工事会社が直近赤字だったとしても、原因が採用強化による教育コスト増で、受注残と保守契約が積み上がっているなら、買い手は将来の改善可能性を評価できます。相模原市の加工会社で、原価高騰の影響を受けて一時的に利益率が落ちたものの、価格転嫁が進み始めているなら、それも説明可能です。

2-2. 地域シナジーが数字を補うことがある

町田・相模原・多摩南部は、東京都と神奈川県の境界にまたがる広い生活圏・商圏を持っています。このエリアの買い手は、単独の収益力だけでなく、拠点配置や営業圏の補完も重視します。

例えば、相模原に強い買い手が町田の顧客基盤を欲しい、八王子南部や多摩方面への営業導線を一気に確保したい、神奈川県央の現場対応力を強めたい、といった狙いです。この場合、対象会社が単独で高収益でなくても、買い手にとっては戦略価値が生まれます。

2-3. 人材確保の価値が大きい

近年は、多くの業種で人材不足が慢性化しています。建設、設備、整備、介護、物流、専門サービスなどでは、採用難そのものが経営課題です。そのため、一定の教育が行き届いた従業員が在籍し、現場運営が回っている会社には、数字以上の価値が認められることがあります。

特に、資格者、現場リーダー、営業担当、顧客対応に慣れた事務スタッフがそろっている会社は、買い手から見て魅力が高い傾向があります。

—

3. 買い手が本当に見ている評価ポイント

赤字企業や債務超過企業のM&Aでは、買い手は次のポイントを立体的に見ています。

3-1. 赤字の理由が説明できるか

単に「赤字です」では評価できません。買い手が知りたいのは、なぜ赤字なのか、その要因は一時的か構造的か、改善余地はあるか、です。

代表的な確認項目は次のとおりです。

  • 原価上昇による一時的悪化なのか
  • 売上減少の原因が特定顧客の失注なのか、市場構造変化なのか
  • 過大な役員報酬や私的経費が含まれていないか
  • 先行投資や人員増で一時的に利益が圧迫されていないか
  • 不採算部門や不採算顧客がどこか特定できているか

説明可能な赤字と、説明不能な赤字では、買い手の反応が大きく変わります。

3-2. 月次で改善傾向が見えるか

年次決算だけでは、現状が見えないことがよくあります。M&Aの場面では、月次試算表、受注残一覧、失注率、粗利率推移、案件別採算、スタッフ稼働率など、足元の数字が重要です。

例えば、直近決算は赤字でも、ここ6か月の月次では黒字化しているなら印象は変わります。逆に、決算はかろうじて黒字でも、足元で急速に悪化しているなら評価は下がります。

3-3. 売上の継続性があるか

買い手は「売上が今後も続くか」を重視します。継続取引が多い、解約率が低い、主要顧客との関係が担当者ベースで維持されている、保守契約や定期受注がある、といった会社は評価しやすくなります。

一方で、売上の大半がオーナー個人の人脈だけに依存している場合、譲渡後に売上が落ちる懸念が高まり、価格や条件が厳しくなります。

3-4. 買い手が引き継げる運営体制か

マニュアル、見積承認フロー、受発注管理、顧客台帳、労務管理、現場管理などが整理されている会社は、赤字であっても「引継ぎ可能性が高い」と評価されやすくなります。反対に、運営のすべてが社長の頭の中にある会社は、黒字でも不安視されます。

3-5. 債務の質が悪すぎないか

債務超過でも、借入の返済条件が整理され、資金繰りの見通しが立つなら、買い手は検討できます。問題になるのは、延滞、税金滞納、社会保険未納、簿外債務、リースや保証の見落とし、訴訟リスクなどです。債務額そのものより、内容の透明性が重視されます。

—

4. 赤字企業の企業価値評価はどう考えるべきか

赤字企業の企業価値評価では、「一般的な時価純資産 + 営業権」という単純な式だけでは現場に合わないことが多くあります。特に町田・相模原・多摩南部の中小企業M&Aでは、次の考え方が実務的です。

4-1. 実態収益ベースで見直す

中小企業では、決算書の利益がそのまま実態を表していないことがあります。オーナー報酬が高め、役員保険や個人色の強い経費が入っている、親族給与の水準調整が必要、節税目的の費用計上がある、などです。

そのため、M&Aではまず「実態収益」を見ます。買い手やアドバイザーは、不要不急の経費やオーナー固有費用を調整し、引継ぎ後にどの程度の収益力が残るかを試算します。

4-2. 時価純資産がマイナスでもゼロとは限らない

債務超過だから株式価値がゼロ、とは言い切れません。許認可、顧客基盤、従業員、立地、設備稼働、ブランド、ノウハウなど、貸借対照表に乗り切らない価値があるからです。

特に、次のような会社は評価余地があります。

  • 地域内で継続顧客が多い
  • 特定業界で実績や紹介ルートがある
  • 有資格者や経験者が安定在籍している
  • 取得に時間がかかる許認可や認証を持っている
  • 買い手の既存拠点と補完関係が強い

4-3. 価格は「譲渡対価」だけで決まらない

中小企業M&Aでは、株式譲渡代金が低くても、役員借入金の返済、個人保証の解除、退職慰労金、引継ぎ報酬、運転資金支援、従業員雇用維持などを含めると、オーナーにとって実質的な着地が改善することがあります。

赤字企業ほど、「いくらで売れるか」だけでなく、「何が手元に残り、何のリスクから解放されるか」を総合的に見なければなりません。

—

5. 債務超過企業のM&Aで特に重要な論点

5-1. 金融機関借入と個人保証

債務超過企業では、金融機関借入の扱いが中心論点になります。個人保証が付いている場合、売却後にどう解除するのか、買い手が借入を引き継ぐのか、借換えをするのか、返済原資はどうするのかを整理しなければなりません。

この論点は前提整理が甘いと、基本合意後に大きく失速します。買い手候補探索の前から、借入一覧、返済予定、担保設定、保証状況を整理しておくことが重要です。

5-2. 税金・社会保険・未払金

買い手が嫌うのは、見えにくい負債です。税金滞納、社会保険未納、残業代未払い、退職給付の未整理、取引先との紛争、産廃や原状回復の潜在債務などは、後から出るほど条件が悪化します。

問題があるなら隠すのではなく、早めに洗い出し、解決方針を作ることが大切です。

5-3. 資金繰りの時間軸

債務超過企業のM&Aは、時間との勝負になりやすい面があります。資金繰りが数か月単位で厳しい場合、じっくり高値を追う進め方は現実的でないことがあります。秘密保持を徹底しつつ、必要な候補に絞って早く進める設計が必要です。

—

6. 町田・相模原・多摩南部で起こりやすい赤字の背景

この地域では、赤字の背景に次のような要因が見られやすい傾向があります。

6-1. 採用コストと教育負担の先行

人材確保が難しい業種では、先に採用して教育し、その間の稼働率が上がらず利益が落ちることがあります。建設、設備、整備、介護、物流などで典型です。

6-2. 原価高騰と価格転嫁の遅れ

資材、燃料、外注費、人件費の上昇に対し、単価改定が遅れて粗利が落ちるケースです。町田・相模原・多摩南部は価格競争の強い市場も多く、直近決算だけを見ると厳しく見えることがあります。

6-3. オーナーの高齢化と営業力低下

社長が長年主要顧客を回してきた会社では、年齢や体力の問題から新規開拓が弱まり、売上が徐々に落ちることがあります。この場合、事業そのものが悪いのではなく、承継設計の問題であることも少なくありません。

6-4. 多拠点・多業務化による管理の複雑化

本業は強いのに、周辺事業へ広げ過ぎて採算管理が崩れ、全体として赤字化する会社もあります。不採算部門を切り分けて見せるだけで評価が改善することがあります。

—

7. 売却前に必ず整えたい資料

赤字企業や債務超過企業ほど、資料の質が結果を左右します。最低限、次の資料は整理しておきたいところです。

  • 過去3期分の決算書、勘定科目内訳、申告書
  • 直近12か月以上の月次試算表
  • 借入一覧、返済予定表、担保・保証一覧
  • 主要顧客別売上、粗利、継続年数
  • 主要仕入先、外注先、協力会社の一覧
  • 受注残、見込み案件、失注案件の整理
  • 組織図、従業員一覧、資格者一覧、年齢構成
  • 許認可、契約書、賃貸借、リース、保険の一覧
  • 設備一覧、修繕履歴、老朽化状況
  • オーナー依存業務の棚卸し

重要なのは、完璧さよりも「実態が伝わること」です。数字が弱い会社ほど、買い手は透明性を重視します。後から資料不足が発覚すると、「何か隠しているのではないか」と見られやすくなります。

—

8. 会社売却を成功させる進め方

8-1. まずは価値の言語化をする

赤字企業の売却では、最初の作業が特に重要です。単に決算書を並べるのではなく、「なぜ赤字なのか」「何を改善すれば回復するのか」「どの買い手と相性が良いのか」を文章と数字で整理します。

ここが弱いと、買い手候補探索の精度が下がり、面談しても印象がぼやけます。

8-2. 秘密保持を前提に候補を絞る

赤字企業は、広くばらまくより、相性の良い候補に絞って丁寧に当たるほうが有効なことが多いです。秘密保持契約を締結したうえで、匿名情報と詳細情報の開示段階を分けます。

特に、従業員や取引先への影響が大きい案件では、情報の出し方を誤ると事業そのものが傷みます。中小M&Aガイドラインの趣旨にも沿って、情報管理は慎重に行うべきです。

8-3. 基本合意前に論点を先回りする

赤字・債務超過案件では、後から揉めやすい論点がある程度決まっています。

  • 個人保証の扱い
  • 役員借入金の返済
  • 運転資金の不足
  • 引継ぎ期間の長さ
  • 不採算部門の切り離し
  • 従業員処遇
  • 簿外債務や偶発債務

これらを早い段階で整理できると、基本合意後の失速を防ぎやすくなります。

—

9. 具体例で見る赤字企業M&A

例1: 町田市の設備保守会社

直近決算は赤字。原因は、若手採用を増やした一方で教育期間中の稼働率が低く、人件費が先行したことでした。ただし、保守契約は安定しており、解約率も低い状態。買い手は既存エリアの保守網を拡大したい意向があり、教育後の人員戦力化を見込んで評価しました。結果として、株式譲渡価格そのものは高くないものの、役員借入金の一部返済と個人保証解除を含めた条件で成約が見込める形になりました。

例2: 相模原市の加工会社

主要顧客の発注調整と材料高で直近赤字。しかし、特定分野の加工技術と既存顧客との継続取引に強みがありました。買い手は自社販路への横展開と設備稼働率改善を期待し、単独収益ではなく統合後の利益で判断。価格交渉は厳しかったものの、従業員維持と工場機能継続を優先した譲渡条件で前進しました。

例3: 多摩南部のBtoBサービス会社

売上はあるものの、オーナー依存が強く、広告費と採用費が重なって赤字化。そこで、顧客引継ぎ計画、営業トークの標準化、主要顧客同席の段取りを先に作り、オーナー依存を可視化して下げました。この準備により、買い手の不安が和らぎ、DDでも大きな後退なく進められました。

これらの例に共通するのは、「赤字だから無理」ではなく、「赤字の中身をどう説明し、どう引き継げる形にするか」が結果を左右している点です。

—

10. よくある失敗

10-1. 高値期待だけが先行する

赤字企業でありがちなのが、「大手に売れれば高くなるはず」という期待だけが先行するケースです。もちろん戦略買い手による高評価はあり得ますが、その前提には明確なシナジー資料と論理が必要です。期待値だけで動くと、時間が過ぎて資金繰りが悪化し、選択肢が狭まります。

10-2. 悪い情報を後出しする

税金未納、古い未払金、労務トラブル、契約未整備などを隠して進めると、DDで信頼を失います。価格引下げだけでなく、破談の原因にもなります。

10-3. オーナー依存を放置する

社長しか顧客を知らない、社長しか見積できない、社長しか現場采配できない、という状態は赤字以上に警戒されます。引継ぎ可能性を高める準備は、売却前から始める必要があります。

10-4. 買い手候補を広げ過ぎる

情報が漏れると、従業員、顧客、金融機関に不安が広がります。赤字企業ほど、情報漏えいのダメージは大きくなりがちです。秘密保持を守りながら、相性の良い候補に絞る発想が重要です。

—

11. 売却スキームの考え方

赤字・債務超過企業では、スキーム選択も重要です。

11-1. 株式譲渡

会社全体を引き継ぐ形で、許認可、契約、従業員、取引関係を継続しやすいのが利点です。一方で、負債や潜在債務も含めて承継されるため、透明性が極めて重要です。

11-2. 事業譲渡

不採算部門や重い負債を切り分けやすい一方、契約の再締結、許認可承継の難しさ、税務コスト、従業員承継の設計など、実務が複雑になりやすい面があります。

11-3. 第二会社方式や段階譲渡

状況によっては、全部を一気に譲るのではなく、事業の切り出しや段階的承継が適することもあります。資金繰り、許認可、金融機関対応、税務の総合判断が必要です。

—

12. 中小M&Aガイドラインの観点から見た注意点

中小M&Aガイドラインでは、情報の適切な開示、手数料の透明性、利益相反管理、適正な説明などが重視されています。赤字企業や債務超過企業では、条件が複雑になりやすいからこそ、次の点が重要です。

  • 何がリスクで、何が改善余地なのかを曖昧にしない
  • 譲渡企業に不利な条件を急がせるだけの進め方を避ける
  • 複数論点を整理したうえで意思決定する
  • 従業員や取引先への影響を踏まえた段取りを取る
  • 秘密保持を徹底する

地域密着の案件では、情報の扱い一つで信頼が大きく変わります。形式的に進めるのではなく、現実に即した慎重さが必要です。

—

13. こんな状態なら早めに相談したい

次のような状態であれば、まだ売却を決めていなくても、早めの相談に意味があります。

  • 直近決算が赤字で、来期も読みにくい
  • 債務超過だが、事業自体は続いている
  • 個人保証の負担が重い
  • 後継者不在で、単独再建にも限界を感じている
  • 受注はあるが資金繰りが不安
  • オーナーが現場と営業を抱え込み過ぎている
  • 従業員や取引先を守りながら出口を考えたい

相談が早いほど、準備の選択肢は増えます。逆に、資金が尽きる直前になると、条件交渉の余地が小さくなります。

—

14. 相談時に整理しておくとよい質問

町田・相模原・多摩南部で赤字企業の会社売却を考えるときは、次の質問を持って相談すると整理が進みやすくなります。

  • 赤字の主因は何で、どこまで一時的と言えるか
  • 実態ベースではどの程度の収益力があるか
  • 個人保証はどのように扱うのが現実的か
  • どの買い手層と相性が良いか
  • 事業譲渡と株式譲渡のどちらが向くか
  • どの資料を先に整えるべきか
  • どのタイミングで金融機関や従業員に向き合うべきか

こうした問いが整理できると、売却するか、もう少し磨いてから動くか、別の選択肢を取るかの判断もしやすくなります。

—

15. 売却前3か月でやっておきたい実務チェック

赤字企業や債務超過企業では、短期間で劇的に数字を変えることは難しくても、「見え方」と「説明力」を改善することは可能です。実務上は、売却前の3か月で次の整理を進めるだけでも印象が変わります。

  • 月次試算表を毎月同じルールで締める
  • 主要顧客上位10社の売上、粗利、継続年数を一覧化する
  • 借入金、リース、未払金、保証の全体像を一枚で説明できるようにする
  • オーナーしか分からない業務を3つでも引き継ぎ可能な形にする
  • 不採算案件、不採算部門、不採算顧客を言語化する
  • 受注残や保守契約など、将来売上につながる根拠を整理する
  • 労務トラブルや契約未整備があれば、現状と対応方針をまとめる

特に重要なのは、数字を良く見せることではなく、買い手が安心して判断できる状態を作ることです。月次が多少弱くても、管理が前進している会社は、買い手に「引き継いだ後に改善できそうだ」という印象を与えます。逆に、数字自体はそこまで悪くなくても、説明が曖昧で資料が散らばっていると、案件の不透明感が増します。

—

16. 買い手との面談で聞かれやすいこと

赤字企業のトップ面談では、通常の会社紹介よりも一歩踏み込んだ質問が出やすくなります。想定問答を準備しておくと、信頼感が大きく変わります。

よく聞かれるのは次のような点です。

  • 赤字化した主因は何か
  • その要因はいつまで続く見込みか
  • 値上げ、人員配置見直し、撤退判断など改善策は打っているか
  • オーナーが抜けた後も主要顧客は継続しそうか
  • 現場責任者、営業責任者、経理担当者は誰か
  • 金融機関との関係はどうか
  • 将来のクレームや債務になりそうな事項はないか

ここで大切なのは、背伸びした回答をすることではありません。「まだ完全には改善していないが、どこに課題があり、何を進めているか」を具体的に話せることが重要です。赤字案件では、万能感より誠実さと整理力のほうが評価されやすい傾向があります。

—

17. 赤字企業のM&Aで譲れない優先順位を決めておく

譲渡企業オーナーにとって、赤字企業の売却は精神的な負担も大きいものです。そのため、価格以外の優先順位を先に決めておくことが重要です。

例えば、次のような優先順位が考えられます。

  • 個人保証を最優先で外したい
  • 従業員の雇用維持を最優先にしたい
  • 社名や拠点をできるだけ残したい
  • オーナー退任時期を明確にしたい
  • 役員借入金を一定額回収したい
  • 特定の取引先との関係を守りたい

赤字企業では、すべてを満たす理想条件だけを追うと、かえって機会を逃すことがあります。何を守りたいのかを整理しておくと、買い手との交渉でも軸がぶれにくくなります。会社売却は単なる価格競争ではなく、事業承継の設計でもあるためです。

—

18. まとめ

赤字・債務超過だからといって、会社売却や事業承継の道が閉ざされるわけではありません。中小企業M&Aでは、決算の見た目以上に、赤字の理由、改善余地、顧客継続性、人材、引継ぎ可能性、金融機関対応、地域シナジーが重視されます。

町田市、相模原市、多摩南部の中小企業は、地域密着の顧客基盤や現場力を持つ一方で、オーナー依存や採用難、原価上昇の影響を受けやすい面もあります。だからこそ、一般論ではなく、この地域の商圏や中小企業実務を踏まえた整理が必要です。

重要なのは、「今の数字が弱いから諦める」のではなく、「何を見せれば価値が伝わるのか」「どこを先に整えるべきか」を把握することです。売却価格だけを見るのではなく、個人保証の解除、従業員の雇用維持、取引先への影響、オーナーの将来負担まで含めて判断することで、現実的な出口が見えてきます。

—

町田M&A総合センターへのご相談: 赤字や債務超過でも、まずは状況整理から

町田M&A総合センターでは、町田市・相模原市・多摩南部の中小企業オーナー様向けに、会社売却、事業承継、企業価値評価、買い手候補探索、秘密保持設計、金融機関対応を含めた全体整理をご支援しています。

「赤字だから相談しにくい」「債務超過なので相手にされないのでは」と感じる方ほど、早めの状況整理に意味があります。まだ売却を決めていない段階でも構いません。匿名ベースで現状を棚卸しし、赤字の理由、改善余地、想定買い手、必要資料、進め方の優先順位を整理するだけでも、次の一手は大きく変わります。

町田・相模原・多摩南部で、赤字企業のM&A、会社売却、事業承継、個人保証の悩み、買い手候補探索についてお考えなら、まずは町田M&A総合センターへご相談ください。守秘義務に配慮しながら、現実的な選択肢を一緒に整理いたします。

コラム
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
  • 町田・相模原の物流M&Aで荷主依存と配送品質を見える化する方法|運送・倉庫会社の会社売却準備
  • 町田・相模原の建設業M&Aで建設業許可と工事台帳を整理する方法|協力会社・現場代理人の承継準備

この記事を書いた人

machida-ma-center-adminのアバター machida-ma-center-admin

関連記事

  • 町田・相模原の中小企業M&Aで主要取引先依存をどう乗り越えるか 売上集中がある会社の企業価値評価・売却準備・買い手説明の実務
    町田・相模原の中小企業M&Aで主要取引先依存をどう乗り越えるか 売上集中がある会社の企業価値評価・売却準備・買い手説明の実務
    2026年6月10日
  • 町田・相模原で会社売却を考えたら何を書く?ノンネームシートと企業概要書(IM)の違い・作り方・開示タイミングを徹底解説
    町田・相模原で会社売却を考えたら何を書く?ノンネームシートと企業概要書(IM)の違い・作り方・開示タイミングを徹底解説
    2026年6月9日
  • 町田・相模原の中小企業M&Aで見落としやすい簿外債務・偶発債務とは?会社売却前に整理したい契約・労務・税務・情報管理のチェックポイント
    町田・相模原の中小企業M&Aで見落としやすい簿外債務・偶発債務とは?会社売却前に整理したい契約・労務・税務・情報管理のチェックポイント
    2026年6月8日
  • 町田M&A総合センターのロゴ入りアイキャッチ画像
    町田・相模原のIT企業M&AでSaaS・受託開発・保守契約を整理する方法|ソースコードと顧客アカウントの承継準備
    2026年6月8日
  • 町田・相模原の中小企業が見落としやすい「チェンジ・オブ・コントロール条項」とは?M&A前に確認したい主要契約・賃貸借・許認可実務
    町田・相模原の中小企業が見落としやすい「チェンジ・オブ・コントロール条項」とは?M&A前に確認したい主要契約・賃貸借・許認可実務
    2026年6月7日
  • 町田M&A総合センターのロゴ入りアイキャッチ画像
    町田・相模原の医療介護M&Aで指定・許認可と利用者情報を整理する方法|職員定着・運営承継の準備
    2026年6月7日
  • 町田・相模原の中小企業が迷いやすい「株式譲渡と事業譲渡の違い」完全整理|承継方法・契約・従業員・許認可・税務の判断軸
    町田・相模原の中小企業が迷いやすい「株式譲渡と事業譲渡の違い」完全整理|承継方法・契約・従業員・許認可・税務の判断軸
    2026年6月6日
  • 町田M&A総合センターのロゴ入りアイキャッチ画像
    町田・相模原の飲食店M&Aで店舗賃貸借と営業許可を整理する方法|厨房設備・従業員・常連客の承継準備
    2026年6月6日
CONFIDENTIAL CONSULTATION

会社名を出す前の段階から、譲渡可能性と進め方を整理できます。

町田・相模原・多摩南部の中小企業に向けて、秘密保持、候補先確認、費用説明を丁寧に進めます。

譲渡企業向け無料相談買い手登録

町田M&A総合センター

町田市・相模原市・多摩南部の会社売却、事業承継、買い手登録を支援する相談窓口です。譲渡企業様は成功報酬まで0円で、社名非開示の段階から相談できます。

譲渡企業
成功報酬まで0円
情報管理
匿名概要・ネームクリア対応
相談
平日10:00-17:00 / フォーム24時間

譲渡企業向け

  • 会社売却の相談
  • 企業価値診断
  • M&Aの流れ
  • 無料相談フォーム

買い手向け

  • 買い手登録
  • 譲受相談フォーム
  • M&A事例
  • コラム

方針・情報管理

  • プライバシーポリシー
  • 情報セキュリティ方針
  • 利益相反管理方針
  • 中小M&Aガイドライン
  • サイト利用条件・免責事項

運営会社

株式会社M&A Do

〒107-0061 東京都港区北青山一丁目 3 番 1 号 アールキューブ青山 3 階
代表取締役: 濱田 啓揮
設立年月日: 2021年4月2日
適格請求書発行事業者番号: T8010001217238

運営会社情報 / 公式サイト

連絡先

03-4560-0084

受付: 平日 10:00-17:00
info@ma-mado.com

相談窓口を選ぶ
© 町田M&A総合センター
苦情・相談窓口サイトマップ株式会社M&A Do
電話相談無料相談
目次
プライバシーポリシー 情報セキュリティ方針 利益相反管理方針 中小M&Aガイドライン遵守方針 サイト利用条件・免責事項 苦情・相談窓口