本文へスキップ
メニュー
  • ホーム
  • 譲渡企業向け
  • 買い手向け
  • 企業価値診断
  • M&Aの流れ
  • 運営会社
  • お問い合わせ
町田・相模原・多摩南部の中小企業M&A相談譲渡企業様は成功報酬まで0円社名非開示・秘密保持を前提に03-4560-0084
トップトップ譲渡会社売却買い手買い手向け価値診断企業価値診断流れM&Aの流れ運営運営会社問い合わせお問い合わせ
相談前でも匿名で確認できます譲渡企業向け無料相談買い手登録
町田M&A総合センター
トップトップ会社売却譲渡買い手向け買い手企業価値診断価値診断M&Aの流れ流れ運営会社運営
平日 10:00-17:0003-4560-0084無料相談
0円 譲渡企業様の着手金・中間金・月額報酬・成功報酬秘密保持 候補先への開示は承諾範囲を確認専門家確認 法務・税務・労務の論点を整理
町田M&A総合センター
  • ホーム
  • 譲渡企業向け
  • 買い手向け
  • 企業価値診断
  • M&Aの流れ
  • 運営会社
  • お問い合わせ
  1. ホーム
  2. コラム
  3. 町田・相模原の建設・設備工事会社が事業承継M&Aを考えるときの実務整理

町田・相模原の建設・設備工事会社が事業承継M&Aを考えるときの実務整理

2026 7/09
コラム
2026年7月9日
町田・相模原の建設・設備工事会社が事業承継M&Aを考えるときの実務整理

町田市、相模原市、多摩境、南町田、成瀬、鶴川、忠生周辺には、建築内装、電気工事、空調設備、給排水設備、防災設備、住宅リフォーム、店舗改装、原状回復、保守点検を担う中小企業が多くあります。これらの会社は、地域の住宅、店舗、工場、倉庫、学校、医療施設、介護施設、商業施設を日常的に支えており、規模以上に重要な役割を持っています。

建設・設備工事会社の事業承継M&Aでは、決算書だけで会社の価値を判断することはできません。施工管理者や有資格者が残るか、協力会社網が続くか、元請・管理会社・紹介先との関係が維持されるか、未成工事や前受金を正しく整理できているかが重要です。現場が動く理由を説明できる会社ほど、買い手候補にとって承継後の姿を想像しやすくなります。

町田・相模原の建設・設備工事業では、地域の距離感も大切です。近い現場へ素早く向かえること、急な漏水や空調不具合に対応できること、商業施設の営業時間外に作業できること、長年の顧客から相談が入ることは、数字だけでは見えにくい強みです。一方で、経営者個人の人脈や現場判断に依存している場合は、承継後の再現性を丁寧に説明する必要があります。

この記事では、町田・相模原周辺の建設・設備工事会社が事業承継M&Aを検討するとき、譲渡企業として事前に整理しておきたい実務論点をまとめます。譲渡対価だけを考えるのではなく、資格者、現場代理人、協力会社、工事台帳、受注残、許認可、労務安全、クレーム対応、車両工具、工事保険、引き継ぎ期間まで含めて確認することが重要です。

建設・設備工事会社は現場を回せる体制が評価される

建設・設備工事会社のM&Aで最初に見られるのは、売上規模そのものよりも現場を回せる体制です。受注があっても、施工管理者、有資格者、職人、協力会社、車両、工具、材料手配がそろわなければ現場は進みません。買い手候補は、譲渡後も同じ品質と速度で工事を続けられるかを確認します。

町田・相模原周辺では、住宅、店舗、マンション、工場、介護施設、学校、病院、商業施設など、現場の種類が幅広くあります。小規模な会社でも、特定の施設管理会社や不動産会社、元請企業から継続して仕事を受けている場合、その関係と対応力は大きな価値になります。譲渡企業は、現場の種類ごとに得意領域を整理しておくべきです。

現場を回す力は、決算書には直接出にくい項目です。見積、工程調整、資材発注、近隣対応、完了報告、請求、アフター対応までの流れを説明できると、買い手候補は会社の強みを理解しやすくなります。属人的な強みも、業務の流れとして整理すれば承継可能性を示せます。

許認可と有資格者の整理は早めに行う

建設・設備工事会社では、許認可や資格者の状況がM&Aの進め方に直結します。建設業許可、電気工事業登録、管工事、消防設備、給水装置、排水設備、産業廃棄物収集運搬、建築士や施工管理技士など、業務範囲によって確認すべき項目は異なります。

買い手候補は、現在の許認可が承継後も使えるか、有資格者が残るか、専任技術者や経営業務管理責任者に相当する体制が維持できるかを見ます。資格者が経営者本人だけの場合、譲渡後の体制をどう組むかが重要な論点になります。譲渡企業は、資格者一覧、登録番号、更新時期、担当業務を整理しておく必要があります。

許認可の整理は、買い手候補が見つかってから始めると時間が足りなくなることがあります。町田・相模原の地域案件では、顧客から急ぎの工事や保守対応を求められることが多いため、承継後に許認可や資格体制で空白が出ないよう、早い段階で確認しておくべきです。

現場代理人と施工管理者の役割を見える化する

建設・設備工事会社では、現場代理人や施工管理者が会社の信用を支えていることがあります。顧客との打ち合わせ、工程表の調整、職人手配、材料確認、安全確認、追加工事の判断、完了報告まで担っている場合、その人が残るかどうかは買い手候補にとって重要です。

譲渡企業は、担当者ごとに現場種類、顧客対応範囲、見積権限、協力会社との関係、現場経験、資格、勤務条件を整理します。個人名を初期段階で開示する必要はありませんが、年齢層、勤続年数、役割、代替可能性を匿名化して示せるようにしておくと、検討が進みやすくなります。

現場代理人が経営者本人である会社も少なくありません。その場合は、譲渡後にどの期間現場へ同行するか、主要顧客へ誰と挨拶するか、買い手候補の管理者へどのように引き継ぐかを計画します。人の引き継ぎは書類だけでは完結しないため、時間をかける前提で設計することが大切です。

協力会社網は単なる外注費ではなく事業の資産

建設・設備工事会社にとって、協力会社や一人親方との関係は大きな資産です。電気、空調、給排水、内装、大工、塗装、防水、解体、クリーニング、足場、搬入など、現場ごとに必要な人員を組み合わせられる力が、受注対応力を支えます。

買い手候補は、協力会社が譲渡後も仕事を受けてくれるか、単価や支払い条件がどうなっているか、繁忙期に応援を頼めるかを確認します。町田・相模原周辺では、長年の現場付き合いで支え合っている関係も多いため、単価表だけでなく、関係の継続性を説明することが重要です。

譲渡企業は、協力会社一覧、対応工種、主な担当現場、取引年数、支払いサイト、保険加入状況、資格、繁忙期の対応力を整理します。相手先名を初期段階で伏せても、工種別の協力体制を示すことはできます。協力会社網が整理されている会社は、買い手候補から見て承継後の運営を想像しやすくなります。

工事台帳と受注残は利益の見通しを説明する資料になる

建設・設備工事会社では、工事台帳や受注残の整理が非常に重要です。工事ごとの受注金額、原価、外注費、材料費、人工、進捗、請求時期、入金予定、追加工事の有無が分からないと、買い手候補は利益の持続性を判断できません。

町田・相模原の地域工事では、口頭で追加工事が決まる、現場で仕様変更が入る、完了後にまとめて請求する、といった運用が残っていることがあります。これ自体が悪いわけではありませんが、M&Aでは実態を説明できる資料に落とし込む必要があります。未成工事や前受金がある場合は、特に整理が必要です。

譲渡企業は、直近一年分の主要工事について、案件名を匿名化した一覧を作るとよいです。工事種別、受注経路、現場エリア、粗利、追加工事、クレームの有無、完了予定を示せば、会社がどのような案件で利益を出しているかが伝わります。工事台帳は、会社の収益構造を説明する中心資料になります。

元請・管理会社・紹介先との関係を段階的に開示する

建設・設備工事会社の価値は、元請企業、管理会社、不動産会社、施設オーナー、工務店、設計事務所、紹介者との関係に支えられています。買い手候補は、これらの関係が承継後も続くかを確認します。ただし、初期段階から実名を広く開示する必要はありません。

譲渡企業は、主要取引先を匿名化し、取引年数、年間売上、案件種類、担当者との関係、価格改定の有無、支払い条件を整理します。たとえば「町田市内の不動産管理会社」「相模原市内の商業施設関連会社」「多摩地域の工務店」のように示すだけでも、買い手候補は事業の輪郭をつかめます。

実名開示は、秘密保持を結び、買い手候補の検討度合いを確認してから進めます。地域の業界は狭いことがあるため、情報管理が甘いと従業員や取引先に不要な不安が広がります。開示の段階設計を丁寧に行うことが、地域密着型のM&Aでは欠かせません。

粗利管理は案件別に見ると会社の強みが分かる

建設・設備工事会社では、全社の利益だけでなく案件別の粗利を見ることが大切です。売上が大きい案件でも外注費や材料費が重く利益が薄い場合があります。一方で、小規模な修繕や保守対応でも、段取りが良く利益率が高い案件があります。買い手候補は、どの仕事が会社を支えているかを確認します。

譲渡企業は、案件を新築系、改修系、保守点検、緊急対応、原状回復、リフォーム、店舗工事、法人施設工事などに分けて粗利を整理します。町田・相模原では、近隣対応の速さが高い利益率につながることがあります。移動時間が短く、協力会社も近い案件は、地域密着企業ならではの強みです。

粗利管理が完全でなくても、主要案件だけでも振り返る意味があります。見積時の想定、実際の材料費、外注費、人工、追加工事、手直しの有無を確認すれば、改善点が見えてきます。M&Aでは、良い数字だけでなく、利益が出る理由と出にくい理由を説明できることが評価につながります。

車両・工具・資材置き場の承継条件を確認する

建設・設備工事会社では、車両、工具、測定器、脚立、養生材、発電機、コンプレッサー、配管工具、電動工具、在庫材料、資材置き場が現場運営を支えています。買い手候補は、これらを譲渡後も使えるか、更新が必要か、保管場所が継続できるかを確認します。

車両については、所有かリースか、車検時期、保険、駐車場、現場ごとの使用状況を整理します。工具は一つずつ評価する必要はありませんが、主要工具、検査機器、特殊工具、資格が必要な機器は一覧にしておくとよいです。資材置き場を借りている場合は、契約条件と継続可否も重要です。

町田・相模原の現場は、狭い道路や駐車制限がある場所もあります。どの車両でどのエリアに行くか、どこに資材を置くか、緊急時に誰が取りに行けるかといった実務は、現場を知る会社の強みです。こうした運用も、買い手候補へ説明できるようにしておくと承継の安心材料になります。

安全管理と労務管理は形式よりも実態を確認する

建設・設備工事会社では、安全管理と労務管理が買い手候補の重要な確認項目です。労災、作業員名簿、社会保険、建退共、現場入場書類、資格証、健康診断、教育記録、残業時間、休日対応の実態を整理する必要があります。形式が整っているだけでなく、日々の運用が重要です。

町田・相模原周辺の小規模工事では、急な依頼や夜間対応、休日対応が発生することがあります。顧客対応としては強みですが、労務負担が過大になっている場合は、承継後の改善が必要です。買い手候補は、現在の働き方が持続可能かを確認します。

譲渡企業は、事故履歴、ヒヤリハット、クレーム、現場での注意事項、安全書類の作成方法を整理します。過去に問題があった場合でも、対応と再発防止が明確であれば信頼につながります。安全管理の実態を正直に説明することが、建設・設備工事会社のM&Aでは重要です。

保守契約と定期点検は安定収益として整理する

設備工事会社の場合、保守契約や定期点検があるかどうかは評価に影響します。空調、給排水、防災設備、電気設備、店舗設備、マンション設備など、定期的な点検や修繕がある会社は、単発工事だけの会社よりも収益の見通しを立てやすくなります。

譲渡企業は、保守先、契約期間、更新時期、点検頻度、緊急対応の条件、単価、担当者、過去の修繕履歴を整理します。契約書がなくても、毎年継続している案件や管理会社から定期的に依頼が来る案件は、実態として説明できます。ただし、契約の有無は明確に分ける必要があります。

町田・相模原では、地域の施設や店舗から継続して相談が入る会社があります。近い距離で対応できることは大きな強みです。保守契約や定期点検を整理することで、買い手候補は承継後の売上基盤を理解しやすくなります。

クレーム対応とアフター対応の履歴は信頼を示す

建設・設備工事では、完了後の不具合や追加対応が発生することがあります。買い手候補は、過去のクレーム件数だけでなく、どのように対応してきたかを見ます。迅速に現場へ行く、原因を説明する、必要な手直しを行う、顧客との関係を保つ力は、地域企業の信用そのものです。

譲渡企業は、主なクレームや手直しの履歴、原因、対応内容、再発防止、費用負担を整理します。すべての細かな記録がなくても、重要な案件だけは振り返っておくべきです。隠すのではなく、管理できていることを示すほうが買い手候補から信頼されます。

アフター対応が強い会社は、顧客から次の相談を受けやすくなります。町田・相模原のように地域内の紹介が効くエリアでは、一度の対応品質が次の受注につながります。クレーム対応とアフター対応を説明できることは、単なる守りではなく営業力の証明にもなります。

未成工事・前受金・完成基準を財務面で確認する

建設・設備工事会社の財務では、未成工事、前受金、未収入金、工事未払金、材料在庫の整理が重要です。決算書上の利益が出ていても、進行中の工事の原価がまだ反映されていない場合や、前受金を売上のように見てしまっている場合は、買い手候補が慎重になります。

譲渡企業は、進行中案件ごとに受注金額、請求済み金額、入金済み金額、発生済み原価、残工事、追加工事の見込みを整理します。完了基準で処理しているのか、進行基準に近い管理をしているのか、税理士と確認しておくと説明がしやすくなります。

町田・相模原の小規模工事では、現場完了後にまとめて請求することや、材料を先に発注して入金が後になることがあります。資金繰りへの影響も含めて説明できると、買い手候補は承継後の運営資金を見積もりやすくなります。

経営者の営業力をどう引き継ぐかを計画する

地域の建設・設備工事会社では、経営者本人が営業窓口になっていることが多くあります。顧客から直接電話が来る、現場を見てその場で概算を伝える、協力会社へ声をかける、追加工事の判断をする、といった動きは経営者の経験に依存しやすい部分です。

買い手候補は、その営業力が譲渡後も残るかを確認します。経営者が一定期間残り、主要顧客へ同行挨拶を行い、見積基準や過去の対応履歴を共有できる場合、承継リスクは下がります。逆に、経営者がすぐ退任する場合は、買い手候補側の営業体制や現場管理体制が重要になります。

譲渡企業は、経営者が担っている業務を一覧にしておくべきです。顧客対応、見積、現場確認、資金繰り、採用、協力会社手配、クレーム対応を分けて整理すると、引き継ぎ計画を作りやすくなります。経営者依存を責める必要はありません。見える化して移行することが大切です。

譲渡条件は価格だけでなく雇用と現場継続を含めて考える

M&Aでは譲渡価格に注目しがちですが、建設・設備工事会社では雇用と現場継続の条件も重要です。従業員の処遇、協力会社との関係、主要顧客への説明、工事中案件の責任、保証やアフター対応をどう扱うかを整理しなければ、譲渡後に混乱が生じます。

譲渡企業は、守りたい条件と相談可能な条件を分けておくと交渉が進みやすくなります。たとえば、町田・相模原周辺での営業継続、従業員の雇用維持、主要顧客への丁寧な説明を重視しつつ、経営者の関与期間や一部車両の扱いは相談する、といった整理が考えられます。

買い手候補にとっても、譲渡企業の希望が明確なほうが検討しやすくなります。価格だけで合意しても、現場の引き継ぎがうまくいかなければ良いM&Aにはなりません。地域の信用を次へつなぐためには、条件整理を早めに行う必要があります。

買い手候補の種類によって評価されるポイントは変わる

建設・設備工事会社の買い手候補には、同業者、近隣の工務店、設備会社、リフォーム会社、不動産管理会社、施設管理会社、異業種から地域施工網を持ちたい企業などがあります。候補者の種類によって、評価するポイントは変わります。

同業者は、有資格者、協力会社、顧客、施工エリア、粗利、現場管理力を重視します。不動産管理会社や施設管理会社は、保守対応や緊急対応、入居者対応、報告書作成の力を見ます。リフォーム会社は、紹介案件、施工品質、現場監督、職人網を評価することがあります。

譲渡企業は、自社がどの買い手候補に合うかを考えておくとよいです。すべての候補に同じ説明をするのではなく、相手が承継後に伸ばせる部分を示すことが大切です。町田・相模原の地域ネットワークを必要としている会社にとって、地元で積み重ねた信用は大きな価値になります。

初回相談前に準備したい資料

初回相談の前に、直近三期分の決算書、月次試算表、工事台帳、受注残一覧、主要顧客別売上、協力会社一覧、資格者一覧、許認可資料、従業員一覧、車両工具一覧、借入一覧、リース一覧、保険証券、賃貸借契約書を確認しておくと、話が進みやすくなります。

すべてがそろっていなくても相談は可能です。むしろ、何が不足しているかを早めに確認することが準備の第一歩です。資料が紙で残っている場合も、主要なものから写真やPDFにして整理すれば十分です。最初から完璧を目指すより、現場の実態が分かる資料を優先します。

顧客名や従業員名を出すことに不安がある場合は、匿名化した資料を作ります。秘密保持を守りながら、会社の強みと課題を伝える準備をすることが重要です。資料整理は、M&Aを進めるためだけでなく、今後の経営判断にも役立ちます。

相談を始める時期は繁忙期と資格更新の前後も考える

建設・設備工事会社は、繁忙期や資格更新、許可更新、決算期、主要工事の完了時期によって、M&Aの進めやすさが変わります。忙しい時期に無理に資料を集めると現場に負担がかかります。一方で、余裕がある時期に準備を進めておけば、買い手候補との面談や現場確認も落ち着いて行えます。

町田・相模原の地域工事では、年度末、夏場の空調対応、台風や大雨後の修繕、店舗改装の集中時期など、業種ごとの繁忙期があります。譲渡企業は、自社の繁忙期と閑散期を整理し、情報開示や現地見学のタイミングを考えておくとよいです。

早めに相談を始めれば、すぐ譲渡を決めなくても選択肢を持てます。後継者不在、資格者の高齢化、協力会社の減少、材料費上昇、経営者の体力面の不安を感じた段階で、まず現状を整理することが重要です。余裕があるうちの準備が、条件交渉の質を高めます。

公共工事と民間工事では確認資料が変わる

建設・設備工事会社が公共工事を扱っている場合、経営事項審査、入札参加資格、工事成績、配置技術者、下請管理、完成工事高の推移を確認します。民間工事が中心の場合は、元請企業や管理会社との関係、紹介案件、見積提出から受注までの流れ、追加工事の承認方法が重要になります。

町田市や相模原市周辺の会社では、公共工事だけ、民間工事だけではなく、修繕、改修、保守、緊急対応を組み合わせているケースがあります。買い手候補は、どの領域が安定収益で、どの領域が利益率を押し上げているのかを見ます。譲渡企業は、工事の種類別に売上と粗利を整理しておくと説明しやすくなります。

公共工事の実績がある会社でも、入札資格や配置技術者が承継後に維持できなければ同じように受注できるとは限りません。民間工事の紹介が強い会社でも、紹介者との関係が経営者個人に偏っていれば引き継ぎ計画が必要です。工事種別ごとの継続条件を分けて確認することが大切です。

見積基準と追加工事の判断を引き継げる状態にする

建設・設備工事会社では、見積基準が会社の利益を左右します。材料費、人工、協力会社費、交通費、現場管理費、夜間対応、緊急対応、養生や廃材処理をどのように見積もるかが曖昧だと、承継後に利益がぶれます。買い手候補は、見積が経営者の勘だけで作られていないかを確認します。

譲渡企業は、代表的な案件を選び、見積書、実際原価、追加工事、請求額、入金時期を並べて確認するとよいです。小さな修繕、店舗改装、設備交換、保守対応、原状回復など、案件種類ごとに利益の出方は違います。過去の見積と実績を比較することで、会社の判断基準が見えてきます。

追加工事の扱いも重要です。現場で仕様変更が起きたとき、口頭で済ませるのか、メールで確認するのか、追加見積を出すのか、元請や管理会社の承認をどう取るのかを整理します。追加工事を適切に請求できる会社は、買い手候補から見て利益管理ができる会社として評価されやすくなります。

保険・保証・瑕疵対応の範囲を明確にする

工事会社の承継では、保険と保証の範囲も確認します。請負業者賠償責任保険、労災上乗せ保険、自動車保険、火災保険、リフォーム瑕疵保険、メーカー保証、施工保証など、どのリスクをどの保険でカバーしているかを整理しておく必要があります。

買い手候補は、譲渡前に施工した案件の保証やアフター対応を誰が負担するかを確認します。過去工事の不具合が後から出た場合、譲渡企業側、買い手候補側、保険でどこまで対応するのかが曖昧だと、条件交渉で止まりやすくなります。特に設備工事では、メーカー保証と施工責任を分けて説明することが重要です。

譲渡企業は、保険証券、保証書、過去の大きな不具合、現在対応中のクレーム、未完了のアフター案件を一覧にします。問題を隠すのではなく、範囲と対応方針を明確にすることで、買い手候補はリスクを織り込んだ検討ができます。

材料仕入れとメーカー・商社との関係を整理する

建設・設備工事会社では、材料仕入れの条件も重要です。電材、配管材、空調機器、衛生設備、内装材、建具、照明、消防設備、消耗品など、どこからどの条件で仕入れているかによって、利益率と納期対応が変わります。買い手候補は、承継後も同じ仕入れ条件を使えるかを確認します。

町田・相模原周辺では、近隣の材料店、設備商社、メーカー代理店との関係が現場対応力を支えていることがあります。急な不足品を取りに行ける、納期を相談できる、現場へ直接配送してもらえる、といった関係は地域密着企業の強みです。譲渡企業は、主要仕入先、取引年数、支払い条件、緊急時の対応を整理しておくとよいです。

材料価格が上がっている場合は、顧客への価格転嫁履歴も確認します。仕入価格の上昇を請求価格に反映できている会社は、承継後の利益を守りやすくなります。逆に、長年単価を据え置いている場合は、どのタイミングで見直すかを買い手候補と共有する必要があります。

現地確認では見せる順番を決めておく

買い手候補による現地確認では、事務所、倉庫、車両、工具、資材置き場、工事台帳、見積資料をどの順番で見せるかを決めておくとよいです。従業員や協力会社に検討中であることが伝わらないよう、時間帯や案内方法も調整します。

工事会社の現地確認では、整理整頓だけが見られるわけではありません。現場から戻った車両の状態、工具の管理、材料の保管、書類の置き方、電話対応、急ぎ案件の入り方など、日常運営が確認されます。普段の運営が説明できれば、過度に整えた演出より信頼されます。

顧客名や単価が見える書類は、事前に伏せておく必要があります。秘密保持を徹底しつつ、会社の強みが伝わる資料を準備することが大切です。現地確認の設計が丁寧な会社は、買い手候補に対して管理体制の良さを示せます。

まとめ:地域の施工力を次へつなぐ準備がM&Aの中心

町田・相模原の建設・設備工事会社にとって、事業承継M&Aは会社名や売上だけを引き継ぐ手続きではありません。現場代理人、有資格者、協力会社、元請や管理会社との関係、工事台帳、保守契約、車両工具、安全管理、アフター対応を次の運営者へつなぐ取り組みです。

譲渡企業は、まず自社の現場がなぜ回っているのかを整理する必要があります。誰が顧客に対応し、誰が工程を組み、誰が協力会社へ依頼し、どの案件で利益が出ているのかを見える化すると、買い手候補は承継後の姿を具体的に想像できます。

地域の建物や設備を守ってきた会社には、数字だけでは測れない信用があります。その信用を守りながら次へつなぐためには、秘密保持を徹底し、資料を整え、現場の強みと課題を正直に説明することが重要です。早めの準備が、従業員、顧客、協力会社にとって納得感のある承継につながります。

特に建設・設備工事業では、日々の現場対応が止まらないことが最優先です。M&Aの検討を始めても、通常業務、進行中工事、緊急対応、協力会社への支払い、顧客への報告は続きます。そのため、検討手続きと現場運営を切り分け、限られた関係者だけで静かに準備を進めることが大切です。

譲渡企業が最初に行うべきことは、会社を大きく見せる資料作りではありません。現場の実態、利益の出る案件、引き継ぎに時間がかかる人間関係、更新が近い許認可、未回収の売掛金、説明が必要なクレームを正確に把握することです。正確な整理があれば、買い手候補との対話も現実的になります。早期準備が安心につながります。

焦って相手を探す前に、現場を守る条件を整理することが重要です。

コラム
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
  • 町田・相模原 学習塾M&A 会社売却の実務
  • 町田・相模原 製造業M&A 会社売却の実務

この記事を書いた人

町田M&A総合センターのアバター 町田M&A総合センター

関連記事

  • 町田・相模原の製造会社で知的財産と設計資料の承継を相談する経営者とM&Aアドバイザー
    町田・相模原の会社売却で知的財産はどう引き継ぐ?商標・著作権・職務発明・営業秘密を企業価値につなげるM&A実務
    2026年8月9日
  • 町田M&A総合センターのロゴ入りアイキャッチ画像
    町田・相模原のコインランドリーM&A|機器リース・店舗賃貸・無人運営・防犯清掃承継
    2026年8月3日
  • 町田・相模原の制御盤・電気制御設計会社M&Aで図面と部品表を確認する経営者とアドバイザー
    町田・相模原 制御盤・電気制御設計M&A 会社譲渡の実務
    2026年8月3日
  • 町田・相模原の造園業M&Aで経営者とアドバイザーが年間管理資料を確認する様子
    町田・相模原 造園業M&A 会社売却と事業承継
    2026年8月2日
  • 町田・相模原の会社売却で法人保険・共済はどう扱う?解約返戻金、契約者変更、役員保障を企業価値につなげるM&A実務
    町田・相模原の会社売却で法人保険・共済はどう扱う?解約返戻金、契約者変更、役員保障を企業価値につなげるM&A実務
    2026年8月2日
  • 町田M&A総合センターのロゴ入りアイキャッチ画像
    町田・相模原の音楽教室・ダンススクールM&A|講師契約・月謝・発表会・未消化レッスン承継
    2026年8月2日
  • 町田M&A総合センターのロゴ入りアイキャッチ画像
    町田・相模原のコワーキングスペースM&A|会員契約・予約システム・設備・地域コミュニティ承継
    2026年8月1日
  • 町田M&A総合センターのロゴ入りアイキャッチ画像
    町田・相模原の写真館・フォトスタジオM&A|撮影データ・衣装在庫・ソーシャルメディア集客・顧客情報の承継
    2026年7月31日
秘密保持を前提にしたM&A相談

会社名を出す前に、譲渡可能性・費用・進め方を整理できます。

町田・相模原・多摩南部の中小企業M&Aを、秘密保持と情報管理を前提に支援します。譲渡企業様は相談料から成功報酬まで0円です。

譲渡企業向け無料相談買い手登録
町田M&A総合センター

町田M&A総合センター

町田市・相模原市・多摩南部の会社売却、事業承継、買い手登録を支援する相談窓口です。社名非開示の段階から、費用・候補先・進め方を確認できます。

  • 譲渡企業成功報酬まで0円
  • 秘密保持匿名相談・ネームクリア対応
  • 地域対応町田周辺の中小企業M&A

譲渡企業向け

  • 会社売却の相談
  • 企業価値診断
  • M&Aの流れ
  • 無料相談フォーム

買い手向け

  • 買い手登録
  • 譲受相談フォーム
  • M&A事例
  • コラム

方針・情報管理

  • プライバシーポリシー
  • 情報セキュリティ方針
  • 利益相反管理方針
  • 中小M&Aガイドライン遵守方針
  • サイト利用条件・免責事項

運営会社

株式会社M&A Do

〒107-0061 東京都港区北青山一丁目 3 番 1 号 アールキューブ青山 3 階
代表取締役: 濱田 啓揮
設立年月日: 2021年4月2日
適格請求書発行事業者番号: T8010001217238

運営会社情報 / 公式サイト

相談窓口

相談前でも匿名で確認できます。

03-4560-0084

受付: 平日 10:00-17:00
フォームは24時間受付

相談窓口を選ぶ
© 町田M&A総合センター
苦情・相談窓口サイトマップ運営会社情報
電話相談無料相談
目次
プライバシーポリシー 情報セキュリティ方針 利益相反管理方針 中小M&Aガイドライン遵守方針 サイト利用条件・免責事項 苦情・相談窓口